
この4月まで、県立淡路農業技術センター技術員であられた「藤井 紘」さんが春の叙勲「瑞宝単光賞」を受賞された。藤井氏は48年間農業試験場試験研究員として研究員を助け、これまでにカーネーションの「コーラル」の首曲がり対策の技術、がく割れ対策技術、花の日持ち技術、蕾切り花の貯蔵開花技術、養液土耕技術の開発。また、クロウリハムシの食害から守るため、ハウスの周囲におとりとなるナデシコを植える方法を発見したりとありとあらゆるカーネーションの栽培管理技術の研究にご尽力されました。また、藤井氏は趣味と実益を兼ねて昭和60年から撮りつづけてきたカーネーション1700品種の特性などを画像としてCDにデータ集積したことはあまりにも有名。地道に長くこつこつする努力がこの度の受賞となりました。この藤井氏を祝う会が今日の昼、洲本市内のホテルでありました。藤井氏の人柄もあり、このお祝いの会にはOBの研究員はじめ、現職の研究員、また農家の人など総勢100名が集まり、お祝いの会が開かれました。ちなみ、この瑞宝単光賞。「瑞宝」とは国や公共に対して功労のあった方、また、「単光」とはその道一筋に活躍をされてきた方を表わすようです。