
物を作るには「想像力」が必要です。カーネに限って言えば、花が咲く時期から逆算して、苗の植え付け時期の計画をたてていきます。何でも計画なくして物事ははかどりません。当然ながら、これらは自然が相手ですから、それぞれの生産者が思い描いたようには行きません。それでも、生産者が想像した目標に向かって絶えず微調整を繰り返しています。我々は、どんなに忙しく日中出かけていて、夜遅く帰って来ても、必ず一度はハウスで頑張ってくれているカーネたちの顔を見に行きます。こうしなければ安心して夜も寝れない。我ながら職業病かも知れない。本音を言えば、たまにはハウスで泊り込み、カーネが何を求めているのか。どうすれば良いのか。我が子を育てるのと同じ感覚で、常に気を配りながらカーネの様子を眺めていたいのです。カーネ作りは奥が深く、面白い。それだから、カーネーション作りが止めらません(本音)カーネもガンバっているのだから、我々はもっと頑張らなければ申し訳ない。一生懸命に栽培管理に努め、一本でも「立派」と言われるカーネを作りたい。