
花丸園の経営は95%家族労力で賄っています。当園は自分の目で徹底した栽培管理を目指して、生産量を減らしてでも品質を向上させるよう努力をしています。各、農家さんはそれぞれ経営方針が違い、人手を沢山雇用し、大規模経営をして立派なカーネを作っている方々もいるのも事実。この方々はやはり大規模経営で莫大な収入を得ているようですが、そんな中、私は余計なおせっかいかも知れないけど、昨今の景気低迷でカーネの価格も下降線を辿っていることもあり、正直、人件費諸々で経費倒れになっていないかと心配します。勿論、当園も莫大な資金を投入して、設備投資をしてきた。いわゆる最先端の技術でもある最新鋭の機械の導入を急ぎ、仕事をマニュアル化して効率のよい生産技術を目指してきた。構造改善事業など、補助事業で農家も行け行けドンドンで経営規模が大きくなったのも言い過ぎではないはず。で、おまけに農水省はじめ行政も農家の機嫌取りばかりとり、莫大な補助事業に協力し、挙句の果て経営規模の拡大ばかりに協力してくれ需要と供給のバランスを崩し、農家は借金火の車。これら、莫大な設備投資の借金返済、人件費という多大なコストがかかっている各農家。 現状に甘んずる大多数の生産者は莫大な借金を抱えて夜逃げする農家も。今後、先行きはどうなることやら・・・・・。 私は、先代から肝に銘じて聞かされている言葉がある。「扇子の扇を広げすぎると、絶対に倒れるときがくる」当園はそれらにならない為に、細々と、経営規模が小さく、収入が少なくても家族全員が仲良くカーネ作りが出来れば最高だけど・・・・。甘いかな。