平成23年も今日で終わりです。今年も例年以上に色々な出来事がありました。3月には東北地方を震源とした大震災。この震災後は、生活に花を飾る余裕などなくなり、花卉業界も大打撃を被り、生花市場でも価格低迷の一途を辿りました。また、秋には各地で台風による大水害が起こり、こちらも、かなりの被害を被りました。そんな当園も、この水害で大打撃を受け、温室(100坪)のカーネの苗が植え付け後、その夜に水没してしまう、アクシデントに見舞われ、落ち込んでいる間もなく日が経って行きました。以後、そんな大雨に二度も遭い、終に三度目の台風でも、大雨に見舞われ、またもや水没し、100坪の温室に植わるカーネが全滅してしまった経緯がありますわ。でも、私自身はカーネの栽培に取り組む姿勢にあきらめることがなかったとことは言い過ぎでなと思います。一本一本に妥協がなく、沢山の愛情を注ぎ、立派と言われるカーネーション作りを目指して来ました。なかなか自分の頭の中で思い描いているカーネーションが出来ません。今年の新年の目標としていた言葉が、「脱、冷や飯百姓」と掲げていましたが、一人前の花職人になるには暗闇のトンネルに入ったままの状態で、遠くて、厳しい道のりがつづきそうです。でも、また来年も一生懸命カーネーション作りに勤しみたいと思っています。また、新年もよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。
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