ヤフー、楽天、ライブドアのインターネット三社の決算が好調だ。各社ともブロードバンド通信の普及を背景に本業が好調なほか、プロ野球への参入表明などで地名度が向上したことも奇与し、大幅な増収を確保した。 特に知名度アップの恩恵を受けたのは ライブドアだ。球界への新規参入は果たせなかったものの、堀江貴文社長がテレビなどに登場し知名度が大幅アップ。 ポータルサイトの閲覧数が伸びたことで広告収入が激増、十八日発表した今年九月期連結決算は、売上高が前期比約二・九倍の三百八億円、本業のもうけを示す営業利益も約三・九倍の五十六億円と絶好調。 来シーズンからプロ野球に参入する楽天も、本業のネット商店街の取引額が「野球効果」で伸び、今年七-九月期決算は、売上高が前年同期比約二・六倍の百十億円と四半期ベースで過去最高。営業利益も三・一倍の三十三億円と好調だ。 一方、大手ポータルサイト最大手ヤフーの今年九月中間連結決算は、売上高が前年同期比53.9%増の五百九億円、純利益も62.2%増の百六十九億円円といずれも中間決算で過去最高。「本業で着実にやっていく」路線を着実に歩んでいる。(神戸新聞より)
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